小笠原流礼法で私が大切にしている3つの言葉

人生の悩みを救う学び

\いつもありがとうございます。
あなたの人生に虹をかけるブログ『海岸の石』ばーそんです。

導入記事で紹介した小笠原流礼法には、生きていくうえで自身のふるまいや心のあり方の「道しるべ」となるような金言が多くあります。

今回はその中でも私が日々心に留め“誠実に人と接するため”に反芻している、3つの言葉を紹介いたします。

・自分が気付かないうちに人に迷惑をかけるようなことをしていないか不安な方
・礼儀正しく人に接したいけれど、具体的にどうすればいいのかわからない方
・つい心の状態が態度に出てしまう方

男性、女性に関わらずこれからご紹介する言葉を参考に、日々のご自身の行動(価値観)を見直してみてはいかがでしょうか。

ご紹介にあたり御宗家である小笠原敬承斎さん著の『誰も教えてくれない男の礼儀作法』および『男の一日一作法』(いずれも光文社新書)を参考にさせていただきます。

その1「残心」

「残心」とは

しめくくりに数秒、こころを込める

『誰も教えてくれない男の礼儀作法』より

という意味です。

次の動作にすぐに移らずに、対面する方に対して最後までこころを残すことを言います。

これは“こころのゆとり”をコントロールできるとともに、「かたち」としても取り入れやすく、自身の所作の“品位を高められる”考え方です。

例えば

・宅配便や友達の訪問が終わる際「もう夜だし今日はでかけないや」とすぐに玄関の鍵を閉める
・お客様にお辞儀をし、頭を起こしながら体はもう次の目的に向かって動き出している
・電話でのやりとりが終わると忙しさ故勢いよく受話器を置く

次のことが頭をよぎり相手に対する心が消えてしまうと、締めくくりの所作が雑になり相手にネガティブな印象を与えてしまいます

例え忙しくても、悪気はなくても“心を残して”最後まで丁寧な所作を心がけることが大切です。

そうするとたった数秒のことですが相手への感謝の念が深まり、自分自身の心まで豊かになります。

もちろん第一目的は「相手が気持ちよく自分との交流を終えてくれること」であることは言うまでもありません。

数秒のゆとりを持つ

たったこれだけのことで、“あたたかな世界”が自分にも相手にも訪れます。

日常生活に、ビジネスシーンに、是非取り入れてみて下さい。

その2「前きらめきを慎む」

「前きらめきを慎む」とは

「自分の能力や個性を人前で得意げに見せない」


『誰も教えてくれない男の礼儀作法』より

という意味で「前きらめき」とは

「自分だけを目立たせる」

という意味で使われています。

つい、人間は承認欲求から自分の得意なことや自信のあることを「見てくれ!」と言わんばかりに披露しがちです。

私もそうです。

ついつい知識を人に話したくなる、好結果を誇示したくなる、才能をひけらかしたくなる

しかしその結果、周りとの調和が乱れ迷惑をかける、ということがよくあると思います。

なぜならそれは「自分本位」の行動だからです。

つまり「自慢を慎む」ということです

これは、逸る自我を抑えて周りと協調する忍耐力が必要ですが

この言葉と「不失正鵠」を言い聞かせて立ち止まるようにしています。



また私はこの「前きらめき」を拡大解釈し、本に載っている他の教えと併せて

日頃の態度にも慎みを持つ

ように心がけています。

これは

暑い・寒い・眠い・しんどい等のネガティブな感情を露骨に表に出さない

という意味です。

暑い日はいかにも暑苦しそうに、疲れている時はいかにも気だるそうにふるまってしまいますが

暑いときに暑そうにしていると、周りまでなんだか余計に暑く感じる

職場で「だりぃ~」「疲れた~」なんて言っていると周りまで嫌なムードになる、あるいはお客様にも伝わる

なので、“慎み”の心がけでできるだけ態度に出さず、周りに配慮したふるまいを心がけています。



「前きらめきを慎む」ことでいつでも“あたたかな空気”で周りが満たされると、誰もが気持ちよく生活できます。

その3「水は方円の器に随うこころなり」

この言葉は

水は器のかたちによらず存在しているのと同様に、わたしたちも時・場所・状況に応じた自然なふるまいが大切である

『男の一日一作法』より

という意味で「かたち」の流動性、つまり柔軟なふるまいの重要性を説いています。



「前きらめきを慎む」の項目で挙げた内容で言えば、「今日も暑いですね」といった人からの問いかけに「いや、暑くないですよ!」と何が何でも暑くないようにふるまって会話を閉ざしてしまう等、本末転倒にならないための戒めとも言えます。

コミュニケーションで共感を示すべき場面なら「本当に参りますね」と同意したり、こちらから「暑いですね」と話しかけて相手の気持ちに寄り添う方がいいですよね。

周りとの「調和」を重んじ時に足し算で、時に引き算でと水のように「かたち」を柔軟に変えて相手に寄り添う

普遍的な「こころ」と流動的な「かたち」を実践するためにこれを心がけています。

また、この言葉には「柔軟にふるまうための多くの作法を身につけておく重要性」も説かれているそうです。

社会人ながら無知で、まだまだ多くの「かたち」を身につける必要性を感じています。

折々でマナー面の学びも取り入れ、大人として恥ずかしくないふるまいができるよう、この言葉を胸に心がけています。

おわりに

今回は私が大切にしている3つの言葉をご紹介しました。

ほんの一言価値観にインプットするだけで、世界は大きく変わります。

ここで紹介した言葉は私に“あたたかな世界”を創り出してくれました。

これからもそんな言葉に一言でも多く出会えるように「価値観磨き」を続けていきたいと存じます。

本日もお読みくださりありがとうございました。